HIDE&seekって何?

HIDE&seekって何?

このプロジェクトの出発点は2023年、イラストを元にしたハンドメイド3Dアクスタの製作活動としてスタートしました。模型工作を得意としていた作者がシャドーボックスをヒントに確立した技法であり、塗装や質感表現もプラスしてイラストを立体化するという独特の仕上がりが特徴。

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最初はプレゼント用としてコミケ等のイベントで原作者へ配布していましたが、イラストを有償依頼して共同制作という取り組みをスタート、当HPを立ち上げて少しずつ実績を積み重ねています。細々とした活動ですが、一人ひとりの作品に新しい表情を届けられるように精進して参りますのでよろしくお願いいたします。



HIDE&seekの目指すもの

この活動を始めたきっかけは、自分の得意技術を活かして人に喜んでもらいたいという自身の願いからでした。Vtuberを始めとしたファンアートが人気を集める中で「作品で人を応援し、人と繋がる文化」に魅力を感じ、自分の工作技術を使ってここへ貢献したいと考えたわけです。

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そんな時代の中で登場したのが生成系AIでした。AI作品が急速に進化する中でクリエイターの立ち位置が議論され、安定性を欠いたSNSの運用を含め将来性に疑問や不安を抱える声は多く聞かれます。

 

これからの時代はAIを使いこなせという意見がある中で、私は次の目標を掲げました

「AIには作れないもので仲間に価値を提供しよう」

この活動を通じて実現できる「AIには作れないもの」とは、次の3つだと考えています

・苦労の足跡が形に残る1点物の手作り
・作品の製作過程
・共同製作を通じた互いの信頼関係

言ってしまえば時代と逆行しているかもしれません。手間と時間をかけて作れる作品は量産不可の1点物、その質感は画像=SNSでは伝わらず、現物を届けられる相手はたった1人だけ。それでも活動を続けられるのは、作品を受け取った1人1人の表情に”再生数”や”いいね”を超えた価値があると信じているからです。

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平成初期生まれの作者は、インターネットやSNSがない時代の創作活動/コミュニティで学生時代を過ごしました。仲間を見つけること・人に見せることが今以上に難しかった当時は、1つ1つの作品/人との出会いが貴重だったのです。最近のイベントでも近い世代の作者が積極的に出展し、そこへ集まる次の世代にも熱意が受け継がれているように感じます。


このような背景を受けて、製作技術だけでなく活動のスタイルも含め自分なりのやり方を確立するのが目標です。当然1人でやれることは限られていますが、自分のハンドメイド作品だからこそ実現可能なのは間違いありません。時間もかかる上に表舞台には現れませんが、地道に日々の活動を進めていきます。目の前の作品を確実に届けることがスタートでありゴールでもある、今後の作品達にも是非ご期待ください。

 

2025年12月12日

HIDE&seek プロジェクト代表 

寺田光希